長い時間拘束されることもある正社員勤務とは異なり、時間給での契約で働くことで、勤務日や勤務時間を自由に選ぶことができます。雇用側の条件にもよりますが、時間給であれば正社員よりは大幅に融通が利くので、資格を活かして無理のない働き方をすることが可能です。
薬剤師の資格を持っているのは強みですし、アルバイトやパートでの勤務スタイルを選ぶことで、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。正社員で企業との契約を結ぶと、給与面やあらゆる待遇で良い面はありますが、時間や勤務日には自由がありません。
当然正社員の責任は重く、何をおいても仕事重視での勤務スタイルですから、有給休暇があっても気軽な取得で、すべて消化できるような職場は、日本ではほとんどないです。有給休暇以前に正社員だったら、残業は普通にありますし、曜日は会社の規定通りなので、自由度はありません。
しかし時間給で契約をすると、ライフスタイルに合わせて、働く曜日や時間を選びやすくなります。
アルバイトやパートは非正規雇用ですから、薬剤師でも店舗移動のリスクがありません。地元で自分の住まいの近くで長く働きたい人にとって、急な転勤命令もなく、店舗移動の指示を受けなくてよいのは助かります。
全国的なチェーン店を持つ大手のドラッグストアの増えている日本では、正社員であれば転勤の命令が出る可能性は高いですし、役職が高くなるほど移動はあり得ることです。さまざまな店舗で経験を積み、あらゆる業務をこなし、人材を育てマネージメントをしたりできるチャンスもありますが、それは正社員だからこそだと言えます。
地元で腰を落ち着けて働きたいのであれば、時間給で働く方がメリットは大きいです。
アルバイトやパートで働く薬剤師は幸運であり、時間給でも収入は高いので満足度も高いです。もちろん本人が努力をして大学で長く医薬品の勉強をしてきて、国家資格もパスした結果ですから、本人の努力の賜物でつかんだチャンスだと言えます。
一般的に時間給で働いても、時給自体が安いので、それで生活をするのは困難です。安い時給では時間の切り売りをしても、大した金額を毎月稼ぐことができませんが、有資格者だったら時給自体が高額です。正社員へのこだわりが無いのであれば、時間給でも生活ができるくらい稼ぐことも可能ですし、無資格の時間給の人よりよっぽど稼ぐことができます。
国家資格があって求められる貴重な存在ですから、時間給でも満足のいく収入です。