薬剤師の給料は一般的な職種よりも高い点は大きなメリットの一つです。女性にとっては、家庭を優先させながらアルバイトやパートをする際に求人を探す際には、時給は900円ほどという場合が多いです。その点、資格を持っていると時給が2000円を超えるという場合も大いにあります。そうなる場合には、税金面での注意が必要になってきます。働く際には気を付けて計算しておくと安心です。
時給が良いのはメリットでもありますが、配偶者の扶養内に入っている人は所得制限を気にかけておく必要があります。妻の年収が夫の扶養控除の適用範囲内かどうかで、夫が納税する所得税額が変わってきます。一般的に扶養内であれば妻の年収が103万円を超えると夫の納税すべき金額は高くなってしまいますので注意が必要です。
せっかく頑張って働いたとしても夫の納税額が増えてしまうと、結果的に差し引きされると働き損になってしまうという結果になることは珍しくはありません。更には、年収が130万円の壁を超えてくると社会保険料の扶養控除から外されてしまいます。
扶養を抜けて自分で社会保険に加入する必要もあります。これは忘れてはいけません。
扶養内で働きたいと考えている人は多いでしょうが、時給が2000円も超えてくると週3回だけのアルバイトに抑えたとしても月の給料が10万円を超えてくることもあります。午前中のみ3時間であれば103万円の壁は超えない様に調節できるかもしれません。
勤務日数と勤務時間の事を常に念頭に入れながら調節することが必要です。しかしながら、ある程度の収入が見込める職種なだけに130万円を超えることも珍しくはありません。
自分の所得制限に見合った求人がすぐに見つかるとも限りません。超えない様にと税金対策をするよりも初めから扶養を外して150万円くらい稼ぐという気持ちで働くことの方が良いかもしれません。
働き方によって年収は大幅に変化します。折角取得した資格ですから、生かさない手はありません。しかし、家庭と育児と仕事をうまく両立しようとすると、すべてを上手くこなすということは難しい事です。自分らしい働き方を見つけてみましょう。
自分の働きたいという理想の職場がある人は、是非一度、どのくらいの給料になるのか大まかな計算をしてみることをおすすめします。基本で覚えておくべきは、年間の所得が103万円以下のときに受けられる配偶者控除は範囲内であれば所得控除が適用されるということです。
所得税などの税金を取られることなく、給料はそのまま自分の収入となります。時給が高いこの職種の場合は必ずしも扶養内で働くことが得になるとは限りません。どんな働き方が損をしないのか一度、相談してみるのも良いでしょう。