薬科大学でみっちりと医薬品の知識をたたき込み、国家ライセンスも取得をした医薬品のプロフェッショナルとなり、社会へと巣立ってからの働き方として、時間給という選択も可能です。正社員勤務という道ももちろんありますが、時間給で働くことにも良い点は数多くあります。働くときにはメリットも大事ですが、考えられるマイナス面にも目を向けることです。
薬剤師の国家ライセンスを取得する割合として、圧倒的に多いのは女性であり、アルバイト勤務でも利点は数多くあります。基本的に収入が良いライセンスであり、正社員でも稼ぎは良いほうですが、女性の場合は人生にいくつかのライフステージがあるため、時間給で働きたい人も多数です。
良い面から判断してみても、一般的な時間給よりも、薬科大学卒で国家ライセンスを持つ人材は、時間給でも高時給を得ることができます。専門の医薬品のハイレベルな知識を持つ証明にもなるライセンスがあるので、全国土の地域に行っても時間給で働ける場所は数多く存在するのも利点です。
妊娠や子育てで正社員雇用だと厳しい状況になっても、時間給なら問題はありません。
薬剤師としてアルバイト勤務をするデメリットとして、雇用の安定の無さは否めません。時間給勤務は働くにしても融通が利きますし、どこで勤務をすることになっても、正社員レベルの責任を負う必要もないです。
気分的には重い責任がのしかかることが無いので気楽な面がありますが、正社員たちのような雇用の保障もありません。勤務する企業や職場環境にもよりますが、もしも経営状態がい思わしくなくなった時、真っ先に切られるのは時間給で働く人材です。
解雇はま逃れたとしても、経営が傾くことで時間給で働く人の、時給が低くなる可能性もあります。正社員の解雇や月収を簡単に下げることはできませんが、時間給での契約の場合は、正社員よりも融通が利くので安定性には欠けるのはマイナスポイントです。
薬剤師アルバイトのデメリットとして、人気が高い病院勤務の募集は少なく、勤務場所はかなり限られます。平日の日中だけ勤務すればよい病院は人気が高いですが、求人自体がとても少なく、逆に土日祝日も駆り出されて、夜も比較的遅いドラッグストアなどは求人も多いです。
本人の希望として曜日は関係なく働くことになる、ドラッグストア勤務が希望であれば問題はありませんが、週末休みを希望するならば職場探しは簡単ではありません。時間給は社員のような責任を負うことはないものの、逆を言えば責任のあるポジションを任せてもらえないことは、人によっては歯がゆいと感じやすいです。
人の上に立ってリードして働きたい、リーダー気質の人の場合は、責任ある仕事を求めるので、物足りなさを感じる可能性があります。