職場の見極めには、求人情報からだけでは分からない医療従事者の声もあります。雇用形態によって、フルで働けないことが理由でも、使える人材となる支援を求めたり、コンサルタントに相談したり、バイトやパートでも働きやすい環境が作れます。
パートやアルバイト勤務でも、時給が2000円前後の好条件となる職業が国家資格の薬剤業で、雇用形態には派遣もあります。ボーナスが出ず、休暇取得や体調不良などによって出勤日数が減ることなど、収入面での安定は否めないものの、ライフスタイルに合わせられる点で選ばれています。
人材が集まりにくい理由から、首都圏よりは地方求人情報の質は高めで、好条件で交渉も可能です。ですが、正社員と異なり、アルバイトの場合、有利な条件交渉に難色が示されています。求人票に記載されている以上の時給、勤務条件を希望したくても、資格のみで自己アピールできるスキルもなく、使いにくい人材では言いづらいケースも挙げられています。
成功の秘訣は、交渉力や対応力のある専門支援サイト、あるいはキャリアアドバイザーの利用です。
仕事内容は職場や職種によって変わり、病院勤務ではバイトが使えないなど、厳しい声も実際に飛び交うこともあります。最近では、抗がん剤治療に関わる病院が規模問わず増え、チーム医療などの、医師や看護師、その他医療スタッフと連携して業務を担うことになっています。
抗生物質や臓器移植の際、薬の血中濃度を測定するなど、直接手術に携わらずとも重大で責任ある仕事内容を担うため、週3日などの働き方ではコミュニケーション不足から使えない、使いにくい声が聞かれています。そのため、支援策を打ち出す病院も増えはじめており、時給アップやスキルアップ、子育て支援、スタッフ同士の食事会などで働きやすい職場環境を提供し、バイトから正社員への道を視野に入れる薬剤師も増えています。
薬剤師の就職や転職先で人気なのは病院ですが、比較的どの病院も忙しく、フルで活躍できない、使えない人材は採用されにくさが否めません。コミュニケーション不足からも批判されやすいのが、週1からシフトに入るバイトも挙げられていますが、近年では、多忙な中、ヘルプスタッフで人手不足を解消させる企業が増え、使える人材として正社員からも活躍ぶりが評価されています。
またアルバイトからスタートさせたい場合、OTCのインターネット販売が認められ、ネットショップなどのコールセンターの求人などは、薬剤師の資格をしっかり活かせるなど、医療業界とは異なる職場からでも活躍が期待でき、ダブルワークも可能にしています。