薬剤師として資格を取ったからといって、すぐに現場で実力を発揮できるかというとやはりそこは経験や知識を生かしていく為の努力が必要です。また就職先で一人で任せてもらえるためには新任の時だけでなく研修制度がとても大切になります。
特に、新人のうちの研修は基礎を作る為にもとても大切ですし、持っている知識を更に向上させて、新しい情報を得るためには勉強会や講演会などに参加させてもらえることもとても意味があります。研修を通して人間力は更に育くまれます。
そして、女性が多い職場であるがゆえに、結婚や出産を機に一旦家庭に入り、職を離れるという人も少なくありません。しかしブランクを経たのち、また仕事を再開したいという時には、仕事の知識が少し古くなっていたり、更に学ぶべきことがあったりと復帰を躊躇する気持ちが生じることもあるでしょう。
子育てをしながら仕事をすることは容易ではありませんが、アルバイト、パートという勤務形態の求人も多いですし、求人情報を探す時に、研修制度がある職場を選んで探すということも考えてみましょう。先輩の職員から、一つ一つ丁寧に教えてもらえることが出来れば、きっとブランクもすぐに埋められるでしょう。
調剤経験が少ない方を対象にきめ細やかな指導をしてもらえるので安心です。勿論薬の正しい知識を身に付けていくというだけではなく、いくつかのステップに分けて、誰でも確実に成長できるようなプログラムが用意されていたりします。
例えば調剤薬局ではすべての店舗ごとにやり方は違いますし、設備にも若干の違いがあります。そのため、場合によっては他の店舗に行って学んだりという経験も積めるところもあります。いずれにせよ、この生後が充実していれば安心したフォローアップを受けられるのでブランクをもろともせずに復帰することが可能です。
この仕事の基本は薬のことですが、患者さんとのコミュニケーション能力や、それを感じ取る感受性、心配りもとても重要な仕事です。人間教育に力を入れて、スキルと人間性を兼ね備えた、誰からも信頼されるスタッフへと成長できるように後押しをしてくれるところはとてもありがたいです。是非アルバイトをするときにも利用できる職場を探してみるのも良いでしょう。