薬学部を設置している大学は全国に70校以上あります。いずれの大学も薬剤師として必要な国家資格に合格するためのカリキュラムが組まれています。自分に合う大学を選ぶためには偏差値や学費だけでない部分も重視しましょう。ホームページなどで情報収集し、オープンキャンパスに足を運ぶことも大切です。
薬学大学は国公立大学と私立大学に分かれます。学費を考慮するなら国立大学のほうが断然安いです。また、進学後に実家から通うのか一人暮らしをするかでも大きく変わってきます。
国公立大学は私立と比べて安く、地方でそれほど大きな差はありません。学費が安い分、受験者数も多く合格は狭き門です。下宿するか実家から通うかもかかる費用の大きなポイントになります。実家から通えても私立の薬学部になるなら費用は掛かります。
無理なく通うためにどの大学にするのか決めていってください。
薬学部は6年制とし、国家試験を見据えた勉強をずっと行っていきます。薬剤師を目指すなら国家試験合格率が高い大学を選ぶことが理想です。大学による国家試験の合格率は大学の偏差値の高さと比例する傾向があります。
自分の成績も判断して大学を決めていきましょう。大学に入ると勉強に追われる日々になりますが、卒業してからのことも考えないといけません自分の夢や目標があれば擦れに向かって突き進めばいいでしょう。将来の事がよく分からない方も、興味のある業種を考えるだけでも十分道は見えてきます。
病院や薬局で助けたいのか、薬の研究開発に携わりたいのか、掲げる目標は一人一人違います。自分に合う大学を選ぶために卒業後の進路や大学院への進学率なども調べてみましょう。偏差値が高くなれば大学院への進学率も高くなる傾向があります。
研究に熱意がある人は研究者志向の学生が多くいる大学にすれば間違いありません。
国家試験合格率や偏差値が優れた大学であってもその人に向いているとは限りません。大学に合格したのに雰囲気が合わなければモチベーションも下がっていきます。あらかじめ足を運んでおいて大まかな雰囲気を把握しておきましょう。
実際に行かないと分からない点は多々あります。定期的なオープンキャンパスが行われるので積極的に参加しましょう。受験日の前日などに会場に行ってみて雰囲気を肌で感じる手もあります。最近ではインターネットを活用した情報収集も非常に有効です。
大学のホームページをチェックしてみてパンフレットを取り寄せてみましょう。学生や部活動サークルがSNSアカウントを作成しているなら覗いてください。在校生の人柄も分かれば自分の性格に合っているかも分かってきます。
SNSなら実際に行かなくても細かい部分まで分かって便利です。昔に比べて情報収集できる手段は多いので上手く活用しましょう。