女性にとっての職業的メリットは、男性にとってのそれと同じではありません。仕事内容はもちろん、職場の環境も男性にとって良くても女性にとっても同様に魅力的に感じられるとは限りません。薬剤師は女性に人気の職業のひとつと紹介されることもありますが、実際に女性にとって向いている職業と言えるのでしょうか。実は女性ならではのメリットがたくさんあります。
女性にとって男性が多い職場だと分かってもらえないことが増える傾向があります。相談しても伝わらないことや、相談しにくいことなどが多くあり、一人で抱え込んで悩んでしまう場合も珍しいことではありません。その点、女性が多い職場では共有できることが多く、抱え込まず気軽に相談できます。
仕事の面だけでなく、プライベートな面においても相談できる人が職場にいることは大変心強いです。また、キャリアアップに関しても、目指すべき先輩が男性であると、自分と比較しにくくなります。
同姓にモデルケースになる人がいれば、後を続くのも比較的簡単です。職場における男女差は給料などの条件面が同じであっても埋められない部分が有りますので、職場に同姓が多いことは大きな魅力です。
女性には出産や子供が小さい時期の育児など仕事に専念することが難しい時期があります。男性も育児に参加することが一般的になったとは言え、さまざまな事情を考慮して、女性が離職を選択することは少なくありません。
子供がある程度成長し、手がかからなくなって復職を考えたとき、比較的簡単に復職先が見つけられます。通常、一旦離職すれば、同条件での復職が難しくなるケースが多いですが、そのような心配も不要です。資格が無ければ従事することが出来ない職業であり、必要としている職場も多くあります。
極端な条件ダウンを甘受しなくても復職が可能です。
夫が転勤になった場合は、家族で引っ越すのか、単身赴任をしてもらうのかを決めなければいけません。その際に家族で移動するとなると、今勤めている職場を辞めなければならなくなります。そんな場合でも転居先で新たな職場を見つけることは難しいことではありません。
病院や薬局は至るところに有り、それらの施設が薬剤師を必要としています。仕事を辞めたくないという理由で家族が離れて暮らす必要はありません。