現代社会は、お薬を適切に取り入れる力を身につけるセルフメディケーションが促されている時代ですが、上手にセルフメディケーションをする自信がないという人もいることでしょう。セルフメディケーションを実施するには、薬のスペシャリストの意見を積極的に活用することが大切です。薬剤師に相談ができる主なシーンを挙げて、ご紹介します。
地域密着型のかかりつけ薬局では、お薬のことはもちろん、幅広い健康相談ができます。クリニックを受診して処方箋してもらったお薬を受け取る際に利用している調剤薬局があれば、気軽に立ち寄って相談をしてみましょう。
健康サポート薬局の位置付けになっている薬局の場合、個別の相談スペースなども設けられています。土日祝日でも開局しているので、平日はお仕事でなかなか薬局に行く時間が確保できないという人でも利用しやすいです。
健康に対する不安やお薬に関する疑問を解消するために、健康サポート薬局を上手に活用してください。専門家の意見を聞くことで、問題点の解決の糸口が見つかることもあるはずです。
医療機関で処方してもらったお薬は、服用のタイミングや服用量が細かく指示されています。薬の服用方法をきちんと理解するのが難しいと感じたら、薬剤師に解説をしてもらうのがおすすめです。
「食前」の指示が出ている薬は、基本的には食事の30分ぐらい前に服用します。「食直前」の指示であれば、食事の15分ぐらい前が服用の目安のタイミングです。「食後」の指示であれば食後30分以内、「食直後」の指示なら食事後すぐに服用しましょう。
「食間」の指示の場合、食後2時間以内に服用するのが基本です。
一般医薬品などの商品選びのサポートをしてもらえるところも、健康サポート薬局の魅力です。薬局で実際に取り扱っている商品を紹介し、商品ごとの特徴を説明してもらえば、自身のお悩みを解消できる適した物を選びやすくなります。
医薬品以外に、介護用品や健康食品等を販売している薬局もあります。幅広い面での健康向上を目指す上でプラスになる情報を得て、商品を購入できるおすすめスポットと言えるでしょう。自宅で介護をしていて、介護用品の選び方に悩んでいるという場合、まずは薬局で意見を聞いてみるのがおすすめです。