将来は今は治らない病気の薬を作って多くの人を助けたいと言う人は多いのかもしれません。薬は種類が多いので、一人でも多くの人に薬のことを教えて正しく使って欲しいと言う人もたくさんいるでしょう。薬のプロになるためには、一体何をすれば良いのでしょうか。
薬のプロである薬剤師になるためには、大学の薬学部に進学して6年間学ぶ必要があります。以前は4年間でしたが、今は6年間になっています。薬に関する知識を学ぶことができるわけですが、4年制の学科もあるので気をつけてください。
4年制の学科は研究をするために設けているので、大学を卒業した後に国家試験を受験しないといけないのですが、国家試験の受験資格が得られません。もちろん、研究ができればそれで良いと言うことであれば良いですが、そうではないのならば養成過程である学科に6年間通って国家試験の受験資格を得る必要があります。
薬学部などの養成過程を卒業すると、年に一度の国家試験を受験します。1年に1回しかありませんから、ここで合格しないと来年まで受験できません。大学在学中に就職活動をして、内定をもらっている人がほとんどでしょう。
企業の中には国家試験に合格しなかった場合は採用を取り消す可能性もありますので、そのことも確かめておいた方が良いのかもしれません。確認も必要かもしれませんが、やはり1回で合格することが必要でしょう。このため、大学を選ぶ時に国家試験対策がより充実しているところを選ぶのも良いのかもしれません。
もちろん、自分の努力も重要ですから、大学生活は忙しいでしょうけれども国家試験の勉強が疎かにならないように気をつけましょう。
これから薬剤師の国家試験を受験する人にとって合格率は気になることでしょう。合格率は70〜90％です。数字を見てみると、ばらつきがありますので、年によって難易度が違うことがわかります。
難しい年に受験することになったとしても1回で合格できるように受験勉強をしておくようにしましょう。過去問題を解いておいたり、傾向を掴むなどして頑張ってみてください。国家試験を受験する前に、大学で実施される試験に合格しないと国家試験を受験できないことが一般的になっていますので、こちらの対策もしておく必要があります。