薬剤師になるためには、一般的に大学の薬学部に進学するというのが1つの方法です。ただ、薬学部は私立と国立の2つあり、さらに学校の数も多いです。そこで、学校選びの注目点などをこれからいくつかお話していきます。
薬剤師の大学進学では、国立か私立どちらに進学するのかをまずおおまかに決める必要があります。同じ薬学部でも、国立か私立かで大きく違ってきます。例えば学費で言うと、国立よりも私立の方が高くなる傾向があります。
私立の場合は、高い所だと6年間で1千万円を超える事もあります。つまり、学費を少しでも抑えたいのであれば国立を目指すのが理想です。ただ、私立も学校によって学費に差があるので情報収集すれば比較的安い学費の大学を見つける事も可能です。
また、入試の成績が良ければ授業料を一部免除されるなどの制度を行っている大学もあるので要チェックです。さらに、偏差値は私立の方が幅が広くなっています。国立の場合だと60前後ですが、私立になると30後半から65ぐらいとかなり差があります。自分の学力に自信がないなら偏差値が低い大学を受験するのも1つの選択です。
薬学部選びでは、学びやすい大学を選択する事が重要です。大学によって、カリキュラムに差があったり、イベントや実習など細かい部分が違います。そこで、気になる大学があれば必ず見学をして学びやすいかを確認します。
授業を受ける教室は、自分にあっている雰囲気なのか、教授の人たちが話しやすいのかなどを確認します。さらに、設備が優れていると学びやすいので最新の設備が導入されているのか、古くなっていないのかなど設備の状態も確認します。
また、見学会や体験実習などは、定期的に開催されており特に夏休み期間に集中しています。高校生の場合は、夏休みに大学の見学をします。学びやすい大学だと、習った事が習得しやすく学力やスキルが向上しやすいです。
将来薬剤師として何をしたいのか決まっている人は、卒業生の就職先をチェックする事が重要です。もし、薬局に就職したいのであれば薬局の就職率が高い大学ほど、自分の思った会社に就職できる可能性が高くなります。
就職先については、大学のパンフレットに記載していることが多いです。記載していない場合は、見学会に行った時に担当の先生に聞きます。また、将来就職したい願望が強い人は、就職率にも注目します。就職率が高いと、周りの企業からその大学が高く評価されている証拠です。
さらに就職対策にも期待できます。逆に就職率が低いと、周りから評価されていない可能性があるので就職活動で少し苦戦する可能性があります。