ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2024年03月25日

軟膏の調剤に使われている容器や殺菌の方法

薬剤師は患者のために軟膏も調剤をしています。軟膏はいろいろなケガのために使用できる薬であるため、医師も患者の状態に合わせて最適なものを調剤しています。ここでは、薬局などでおこなわれている軟膏の調剤について詳しく解説します。

清潔に軟膏を入れることができる滅菌した容器

薬剤師が軟膏剤を調剤する時に使用しているのは専用の容器です。軟膏容器として広く使われているのは、滅菌処理がおこなわれている容器です。滅菌処理をしていれば軟膏を充填する時にも雑菌が入りにくくなります。

軟膏剤の調剤をする時に滅菌処理された軟膏容器を用意できない時には、滅菌処理がおこなわれていないものを使うこともできます。このようなタイプの軟膏容器を使う時に注意しなければいけないことは、軟膏を充填する前にしっかりと殺菌や消毒などの処理をしなければいけないことです。

滅菌処理がされていない軟膏容器をそのまま使用すると、容器に付着している雑菌が軟膏についてしまうことがあります。

滅菌されていない容器を消毒する方法

滅菌処理がされていない軟膏容器を消毒するためにアルコールが使用されています。アルコールはそのまま容器につけて拭くよりも、綿棒などに染みこませてから拭いた方が容器をきれいにできます。

アルコールを使用して軟膏容器を消毒する時には、アルコールが十分に乾いてから使用されています。アルコールが乾いていない状態で使用することができないのは、乾く前のアルコールの中に雑菌が含まれていることがあるからです。

雑菌は乾燥に弱いので、アルコールが乾けば死滅させることができます。

調剤した軟膏の名称や使用部位の記載

薬剤師は軟膏を調剤する時に、軟膏を入れた容器に充填した薬剤の名称を記載しています。名称を記載する場所は決まっていることが多く、軟膏容器の側面に薬剤の名称を書いている人も多いです。

側面に名称を書く場合がない時には、容器の底面が使われることもあります。場合によっては複数の種類の軟膏を調剤しなければいけないこともあるので、このような時には特別な方法で調剤がおこなわれています。複数の種類の軟膏を容器に入れて調剤をする時にしておかなければいけないのは、それぞれの軟膏を使用できる体の場所です。

こうした情報も軟膏容器にしっかりと書いておかないと、患者が間違った場所に軟膏を塗ってしまうこともあるので、正しい場所に塗ってもらえるように必要な情報が書かれています。


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