ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2023年12月06日

医療従事者は学び続けることが求められる

勉強は学生時代にするもの、というのは一般的な常識ですが、近年では社会人になっても学び続ける、あるいは新たに学び始めるという方も多く存在します。勉強はいくつになっても取り組むことができる時代となりましたが、薬剤師にとっての学びには何があるのでしょうか。

働いている中で得られる学びとは

薬剤師の学びにはまず、普段の業務から副作用や効果の進捗状況、薬の変更によって得られた結果など、患者さんの病状や健康状態に関することを情報や知識として蓄えることが挙げられます。それらの積み重ねによってより素早く的確な判断をすることが可能となり、医療従事者としても業務をスムーズに行えるようになります。

そのため、現場での患者さんとのやり取りや業務がそのまま学びに繋がることになり、経験を積むことによって得られる知識やスキルは、今後のキャリアを形成していく上でも役に立つ有用なものとなるでしょう。

それは、自身が感じることだけではなく、患者さんから教えてもらうことも多いので、謙虚で真摯な対応で患者さんから学ぶことも大切です。

新しい情報は刻々と増えていくもの

次に挙げられるのは、新薬や新しい治療法、認可の幅が広がった薬などの情報を得ることです。例えば、今まで小児患者には禁止されていた薬が提供可能になるなど、医療の進歩と共に薬を扱う分野でも新たな発見や新薬の完成などが報告されますが、それらの情報をいち早く掴み、自分の知識として吸収することが学びとなります。

具体的には講演やセミナーなどに参加をすることが学ぶ方法となりますが、時間の無い方などは書籍を読む、信頼のおけるサイトから情報を得る、などの方法も可能です。また、同僚や先輩、上司との会話の中から学びのヒントを得られることもありますので、積極的に同じ医療従事者としてコミュニケーションを取り、相談や話をすることもおススメです。

今の時代や世間を知ることも大切

他には、医療関係の情報の他にも世間一般のニュースや話題に関しても意識を向けることが挙げられます。一見、薬や病気に関係の無いことでも、時代背景や環境要因など、誰でも何らかの接点があるのが世間です。

必ずではありませんが、そこから辿って気が付くこと、繋げて見えるものなど、普段は気に留めていないことから得られることは少なくありません。また、世間一般の話題は患者さんとコミュニケーションを取る際にも役に立ち、一旦医療従事者としての自分から離れることができる瞬間を得ることも可能ですので、新聞を購読して読むことや、ニュースがまとめられているサイトなどを利用するなど、自分に合う方法で情報を得てみましょう。

ですが、薬剤師はただでさえ多忙ですので無理なく、自分のペースで学ぶことをおススメします。


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