ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2023年11月07日

医薬品を正しく保管する方法の指導

薬剤師は調剤をした医薬品を正しく保存する方法を患者に教えることもできます。医薬品は正しい場所に保管していないと状態が変化してしまうこともあるので、服用している患者が正しい方法で医薬品を保管することが必要です。ここでは、医薬品の正しい保管方法について解説します。

室温で保存しなければいけない医薬品

室温で保存しなければいけない医薬品を薬剤師が調剤した時には、患者に正しい保存方法を教えておくこともできます。室温で保存できる医薬品を保存する時に注意しなければいけないことは、医薬品を保存できる室温の範囲です。

部屋の中ならばどのような温度でも保存できるわけではなく、部屋の中が暑すぎると室温であっても医薬品を保存するためには適さないこともあります。室温の範囲は医薬品に関することが記載されている文書の中で明確に決められています。

この文章の中では、室温の範囲を1度から30度までと定めているので、部屋の中の温度が上記の温度の範囲内ならば、室温で保存することができる医薬品を保存できます。

室温が30度を超える夏の期間の対処法

室温で保存することができる医薬品を夏場に保存する時には、部屋の中の温度が30度を超えていないかどうか確認することが必要です。30度を超えていると室温ではなくなるので、医薬品を保存する場所としては不適当です。

このような場合に医薬品を保管することができるのは、30度を超えていない別の部屋です。家の中に複数に部屋がある場合には、その中から30度を超えていない部屋を選んで医薬品を保管できます。家の中にある部屋が全て30度を超えている場合には、その中で一番温度が低い部屋が医薬品を管理する場所に向いている場所です。

室内が30度を超える時間帯も医薬品の保管に影響を与えます。1日の中で30度を超える時間が短い方が、医薬品に与える影響も少なくなります。昼間の間だけ30度を超える部屋ならば、夏でも室温で医薬品を保存できることもあります。

車の中に医薬品を保管しない方が良い理由

薬剤師が調剤をした医薬品は、患者が家の外に持ち出すこともあります。こうした方法で医薬品を服用している患者に指導しなければいけないことは、気温が上がりすぎる場所に医薬品を長時間置かないようにすることです。

夏場に気温が非常に上がりやすいのは自動車の中です。気温の高い日中に冷房を使わない場合、車の中の温度が50度を超えることもあるので、車内で医薬品を保管していると変質しやすくなります。


ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科 Copyright(C)www.yakuzaishiarubaito-hashimoto.net All Rights Reserved.