ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2023年10月27日

医師が処方したカプセル剤や錠剤の調剤

薬剤師はカプセル剤や錠剤などの薬を調剤することが多くあります。これらの種類の薬を調剤する機会が多いのは、処方をする医師が患者を治療するために選ぶことが多いからです。この記事では、カプセル剤や錠剤を調剤に関する情報について解説します。

湿気を吸い取りやすいカプセル剤や錠剤

医師が処方をしたカプセル剤や錠剤の中には湿気を吸いやすい性質のものもあります。こうした種類のカプセル剤や錠剤をそのまま調剤してしまうと、薬が湿気を吸い取ってしまい、薬の性質が変化してしまうこともあります。

このような種類のカプセル剤や錠剤は、湿気を吸い取らないように工夫して調剤をすることにより、湿気による変質を防ぐことができます。湿気を吸い取りやすいカプセル剤や錠剤は、パッケージに入ったままの状態で調剤することで、湿気を吸収することを予防することが可能です。

患者が1回ごとに服用する薬を分けて包むように医師が処方をした場合にも、こうした方法で調剤をすることにより、湿気の吸収を予防することができます。

紫外線が当たらないようにする工夫

湿気を吸い取りやすいカプセル剤や錠剤を調剤する場合には、それぞれの薬ごとに変質のしやすさを確認することも重要です。変質しやすい薬は特別な配慮が必要になります。薬を変質させないようにするためには、湿気の吸収だけでなく、紫外線の吸収にも気をつけることが必要です。

日光が薬に直接当たらないように工夫すれば、紫外線の影響による薬の変質を予防できます。

錠剤の代わりに粉薬を調剤できる場合

薬剤師は医師の書いた処方に指示があれば、錠剤を細かく砕いてから医薬品を調剤しなければいけないこともあります。このような場合には、医師の処方通りにそのまま調剤をすることもできますが、場合によってはそれ以外の方法で調剤をした方が良いこともあります。

錠剤を細かく砕いて調剤をするよりも、同じ効用を持っている粉薬を調剤した方が適切な場合もあるので、このような場合には医師に問い合わせをして、粉薬に変更することを提案することもできます。医師の承諾があれば粉薬に変更して調剤をすることができますが、医師が錠剤を細かく砕いて調剤することを強く望んでいる場合には、医師の処方に従って処方をする必要があります。

場合によっては、粉薬を代わりに調剤したいと考えても錠剤と同じ効用を持っている粉薬を見つけられないこともあります。このような場合には、粉薬で代用することができないので、初めの指示通り錠剤を砕いて調剤します。


ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科 Copyright(C)www.yakuzaishiarubaito-hashimoto.net All Rights Reserved.