目標意識を持って日々の職務を実行するのは大切です。目標によってどのようなことを重視するかは異なってきます。職場の選択においても、目標は大きな影響を与えます。先の展開を見据えて目的意識を持って行動しておくのは重要です。
薬剤師の職場として一般的なドラッグストアの動向には注目する必要があります。チェーン薬局はM&Aも盛んで食品の販売を強化するなどの傾向があります。こうした傾向が医薬品業界に与える影響も大きいです。
競争に勝つにはプライベートブランドの導入も必要ですし、冷凍食品の強化なども必要です。より安い食料品への需要が高まる中ドラッグストアは食品販売を強化していくことも想定することができます。スーパーやコンビニなどと売上を競争していくことも想定できます。
こうしたドラッグストアで職務を行う際には、より幅広い視点で他の業界のことに関する知識を持つことも必要となってきます。
ドラッグストアは商品の陳列棚を工夫しています。冷凍食品の売り上げが高まることを見越して冷凍食品の棚の面積を広げていくことなどをしています。夏に高温が続くとアイスクリームがよく売れたりします。
季節ごとに商品の仕入れ量を変化させていきます。ドラッグストア経営においてはよりデータ分析が必要となってきます。物流の効率性や仕入れの効率性などは、多様な商品を販売する上でかなり重要となります。ドラッグストアに勤務すると、ビジネス全体に関する視野を広げることもできます。
会計処理に関する知識などを得ることも可能です。日々の売上に関するデータはレジシステムからコンピューターシステムに流れていきます。
デジタルシステムは日々進化しています。こうしたシステムによって日々の職務の自動化は進んでいくことが想定されます。薬剤師が行わなければいけない職務も自動化されることが考えられます。
自動化されることによって、他の主要業務により時間を割くことも可能となります。日々行うことの時間割合は自動化によって変化してきます。医薬品はより高度化して、複数の医療機関にかかって様々な種類の薬を日々服用している患者さんも増えています。
薬品に関する知識は有効に活かす必要があります。自動化によって空いた時間は患者さんへ服用や飲み合わせの注意などを説明する時間に充てることもできます。