ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2023年09月17日

大手調剤薬局チェーン店で働くデメリット

大手調剤薬局チェーン店で働く場合、研修や教育制度が充実していたり、設備やシステムが最新だったり、何か患者とトラブルが起きても会社が対応してくれる等のメリットがあります。その一方で大手調剤薬局チェーン店で働くデメリットもいくつかあるので詳しく見ていきましょう。

患者が沢山来るので仕事量も沢山あり残業も多い

大手調剤薬局で働く場合、患者が沢山やってきて仕事量があり、残業が多いです。その為とにかく忙しくて大変というのがデメリットです。大手調剤薬局がある場所は、大抵大病院の近くです。その為毎日沢山の患者が処方箋を持ってやって来る為、自然と仕事量も多くなりますし、当然残業も多くなります。

また大病院の場合、風邪等の軽い症状で来る人に加えて、重症患者も多く、特に重症患者の調剤はミスが許されずより慎重に作業を行う為時間がかかってしまう事が多いです。中には1つの処方箋を調剤するのに1時間以上かかる事もあります。

さらに医師の処方箋に対してミスが疑われる場合疑義照会もしなければならず、重病患者の処方箋に対する疑義照会を行うには薬剤師側にも高いレベルが求められるので大変です。そうなると業務時間内に全ての仕事を終わらせる事が出来ず、残業する事になります。こうした毎日の通常業務に加えて、新薬の勉強会や症例報告さらには、学会発表等もあります。そうなると平気で土日休日がなくなってしまうので、かなり忙しいというのは覚悟しておきましょう。

異動や転勤が頻繁にあり、従わないと出世に響く

異動や転勤が多いというのもデメリットです。大手調剤薬局は全国に店舗がある為、短ければ2~3年、長くても5年以内には異動があります。まだ同じ地域内での移動なら引越ししなくても済みますが、違う県に行くケースもある為、そうなると引っ越しせざるを得なくなります。

色々な場所で働きたいという人なら問題ありませんが、なるべく一か所にとどまって落ち着いて働きたいという人にはあまり向いていません。もちろん異動を同じ地域内にしてもらうとか、拒否するという事も出来ない事はありませんが、そうしてしまうと出世に響く可能性があります。

給料が中小の調剤薬局よりも少ない事がある

大手だから沢山給料がもらえるかもと期待している人もいるかもしれませんが、意外と中小の調剤薬局よりも低い事があるというのもデメリットです。もちろん全ての大手がそういう事ではありませんが、全国にチェーン展開しているような大手調剤薬局の場合、働いているスタッフも多いですし、設備投資もかかりますし、給料を低めに設定しても人材確保は出来るので、給料が低めに抑えられているという事も珍しくありません。

その為高い給料目当てで大手調剤薬局に入ろうとしている人は、中小の調剤薬局と給料の額を比較しておいた方が良いです。


ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科 Copyright(C)www.yakuzaishiarubaito-hashimoto.net All Rights Reserved.