薬剤師の仕事は給料も高く人気の職業の1つに数えられています。しかし将来的に様々な理由で、仕事がなくなるのではと心配している人も少なくありません。では具体的にどういう理由により、そう思われているのかいくつか理由があるので詳しく見ていきましょう。
AIや機械の進歩により、仕事の一部で代替が進み、その結果需要が減る可能性があります。例えば調剤業務や薬剤の一包、患者の薬歴や薬の品質管理や薬の併用禁忌に重複投与していないか等のチェックも人がやるより、もはや機械に任せた方がミスがなくなりますし、効率も良いので代替が進む可能性が高いです。
しかし専門知識を活かして患者とコミュニケーションをとる等の行為は大体が難しいので、こうした仕事はなくなる可能性は低いです。ただだからといって安心するのは早いです。AIや機械にすべて仕事が奪われる可能性はないにしても、登録販売者制度が作られたり、資格を持っていない人でも薬のピッキング業務が容認された事で、仕事を他の人に取られる可能性はあるという事は知っておきましょう。
それでも第1類医薬品は資格がないと販売する事は出来ないですし、薬のピッキング作業も上司の指示の下で行われるのでそれほど心配する必要はそれほどありません。
薬剤師は給料も高く人気の職業の為、なりたいと考える人が多いです。実際数も増え続けており、いずれ需要を供給が追い越してしまうのではないかと考える人も少なくありません。何故こういう状況になってしまったのかというと、色々理由はありますが大学の薬学部が6年制になり、全国で沢山薬学部が沢山新設された事も影響しています。
しかも資格は1度取得すれば余程の事がない限り執行する事はありません。2年に1回更新手続きをするだけです。その為今後資格を持った人はますます増え続け飽和状態になると言われています。
日本は少子高齢化により、人口の減少が懸念されています。人口が減れば当然仕事も減ります。そうなると国が医療費の削減をして、調剤報酬の改定にもつながる可能性が高いです。そうなると当然薬局も人件費を減らす可能性があり、仕事がなくなるという恐れもあります。
もちろん全員を首にするという事はないので、人員削減の対象にならないようにスキルを上げておくとか、他の資格も取って生き残れるようにしておく事が重要です。