薬剤師が派遣として働く場合、時給が高かったり、自由度の高い働き方が出来たり、人間関係の煩わしさがない等のメリットがあります。その一方で派遣として働くデメリットもいくつかあるので、具体的に詳しく見ていきましょう。
同じ職場で働き続ける事が出来ないというのが派遣のデメリットです。いくら派遣された先の職場の環境が良く働きやすかったとしても、派遣は有期雇用なので雇用期間が過ぎてしまえばその職場から離れなければなりません。
しかも原則同じ職場で働き続けるという事は出来ないので、同じ職場で長く薬剤師として働きたいという人には派遣はあまり向いていません。無期雇用の正社員を目指した方が良いです。それでもどうしても同じ職場で働きたいという場合は、派遣からパートや正社員に転向するという選択肢もあります。
もちろん職場で求人を募集していればの話になりますが、可能ならそちらを目指すというのも1つの方法です。
派遣薬剤師としいて働くとなると早ければわずか1~2か月、長くても1~3年で契約は切れてしまいます。その為常に新しい派遣先を考えながら働かないといけないというのがデメリットです。常に求人に目を通しておき、どういう所があるのか目星をつけておかないと雇用期間が終わってから次の職場を探すとなると大変ですし、無職期間が出来てしまうので、そういう事にならないように常に次の準備をしておくという事が大切です。
しかも派遣の求人数は正社員やパート等と比較しても少ない為、なるべく求人数の多い派遣会社に登録しておくようにしましょう。
派遣で働く場合、短期間で職場がコロコロと変わる為、なかなか親しい人間関係を築くのが難しいです。せっかく職場の先輩や同僚、患者がどういう人か分かり始めて、これから仲良くなれそうというタイミングで雇用期間が終わってしまうという事も珍しくありません。
こうした事を何回も繰り返すので、職場で人間関係を気づきにくいというのがデメリットです。それでも職場で同僚と仲良くなりたいのであれば、短い期間で仲良くなれるようにコミュニケーション能力を高めるようにしましょう。
そして自分から積極的に話しかけて信頼関係を気づいて行けば、短期間でも濃密な人間関係を築けるようになります。