ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2023年03月27日

薬学部の留年が高い理由と留年後の問題

薬剤師になる為の養成機関である大学の薬学部では、理系の中でも特に留年する人が多い学部です。卒業後に国家試験合格する事で資格を得て働く事になりますが、その仕事の性質上命に関わったり対象者の人生に関わる程に重い責任ものしかかります。その為しっかり知識と技術を備える必要がありますが、その学習の難しさだけが留年率が高い理由ではありません。

そもそも本当に留年率は高いのか

薬学部のある大学は全国各地にあるので、大学によっては割合は違いますが、全国平均で他の学部よりも留年率は高いです。近年のデータでは全国の大学で卒業までの6年間、1度も留年する事なくストレートで卒業してストレートで国家試験に合格した学生は6割以下だと言う大学が半数以上です。

この事から入学してからも進級する事が大変である事がわかります。

なぜ留年率が薬学部では高くなっていくのか

薬学部ではカリキュラムが国の方から決まっており、必ず履修しなければならない科目が多いです。ほぼ全ての科目が必修なので、苦手なものを避ける事ができる一般の大学とは異なり逃げ道がありません。

1年次より基礎の座学がしっかり1限目よりあり、進級する毎に難易度は高くなっていきます。進級試験もシビアで、単位を取り逃したら上がれません。一応再試験は実施されますが、それでも取得できない場合が留年が決まります。

2年次以降は実習も始まり、研究など通して学びますがレポートの作成及び提出が単位取得条件にもなってきます。日々の授業とレポート作成、研究室での勉強など時間的余裕は少なく、長期的に計画を立てて励み続ける必要があります。そうした日々の中で気持ちが摩耗して休学したり、学習量の多さから付いていけなくなり試験に不合格になってしまいます。学習量の多さと難易度の高さが原因です。しかしこれらは薬剤師になる為に必要な知識や技術であり、それをその年次に備えられない者は資格を得るのに不十分である事を意味しています。

留年が確定してしまった場合の残された問題

もし薬学部在学中に留年すると、様々な問題や課題が圧し掛かる事になります。同学年の友人と離れる事になるので、連絡網から外されますし情報収集やレポート内容の共有などが後輩とするのでし難くなります。それはモチベーションの低下にも繋がり、保てなくて学習に身が入らず留年を繰り返す人も多くいます。

自身のモチベーションや恥ずかしさなどの問題よりも、親と話し合わなければならない大きな問題が発生します。それが留年すると経済的負担が大きくなるという事で、薬学部の学費は大学によっては非常に高額です。

私立大学の場合は6年間で1300万円程必要となるので、1年100万円以上学費を親に納めてもらっています。留年する事で100万円以上の学費を追加で納めてもらう必要があるのです。


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