職業には向き不向きがあり、できることなら就業には失敗したくないものです。薬剤師は比較的安定性があり、やりがいも感じられる人気の職業ですが、自分に向いているかどうか気になる人も多く存在します。そこでここでは、向いている人の特徴などを紹介していきます。
薬剤師の業務内容と言えば、思い浮かぶのは調剤ではないでしょうか。病院や調剤薬局、ドラッグストアなど薬を扱う場所では必須の業務ですがそこで行われる調剤は、薬の分量を正確に測り薬剤を調合することや、完成された薬を処方箋に従って正確に取り分ける作業が行われますので、細かい作業が気にならず、きちんと調剤をすることができる几帳面さが求められます。
また、単調な作業のため黙々と働くことになりますので単純作業が苦にならない、なおかつ、テキパキと素早く調剤を行うことができる手際さを備えている人には向いています。さらに、記憶力も重要で、陳列された薬の名前や位置を早く覚えることができると、その分調剤を行うスピードもアップして作業効率も良くなるため、記憶力も備えていると有利です。
次に、薬剤師は試験科目にもあるように元々知識として化学の分野に強い傾向にありますが、医療や薬は日進月歩で新たな薬が開発されることが少なくないです。そのため、化学や医療系の勉強が好きな人、それらの情報や知識に興味があり探求することができる人も向いている職業と言えます。
就業すればそれで終わり、ではなく、常に進化する医療や薬に対して貪欲な探求心を持ち、アンテナを張って様々な知識を得ることを意識している人は医療従事者としても人としても成長をすることができます。ですので、現状に満足はしても安逸に流されるのではなく、一人でも多くの患者さんのために学べる姿勢を持っている人、少しでも多く患者さんに医療で貢献をしたいと思っている人にはおススメの職業です。
他には、患者さんやお客さんの話をしっかりと聞くことや、質問に対してきちんと答えることも業務の一つとなりますので、相手に対して誠実な対応を取り、親身になって話を聞くことができるスキルも求められます。
また、薬について分かりやすく説明をすることができる力や、男女を問わず様々な年齢の人への対応力なども必要です。そして、他の医療従事者や関係者とも連携をすることが大切な職業のため、信頼を得られるコミュニケーション能力があると業務もスムーズに行うことができるので、人を相手にすることが好きな人にも向いています。