医療業界で一定のキャリアを持つ薬剤師が転職先を探す場合は、即戦力を求めている事業所の求人をチェックしたり、ヘッドハンティングの誘いを受けたりと様々な方法があります。また、医療分野の転職支援の実績が豊富なエージェントにお世話になったり、日ごろから転職サイトを利用したりするのも良いでしょう。
医療従事者が慢性的に不足している大学病院や総合病院の中には、即戦力となるベテランの人材を求めているところが少なくありません。こうした職場の中には、病棟や外来、調剤薬局などで十年以上の経験を持つ人や、現場内でリーダーを務めたことがある人を積極採用しているところもあるため、時間を掛けて採用条件について調べておくことが大切です。
また、それぞれの事業所で重宝されている人材の特徴については、転職経験が少ない人にとって分かりにくいこともあるため、ためらわずに求人先の担当者に問い合わせをすることが肝心です。なお、学歴が高い人や海外の医療機関や研究施設などで働いた経験がある人は、基本給が高くなったり様々な手当が支給されたりすることもあるため、じっくりと評判が良い職場の労働条件に目を通しておきましょう。
医療分野の転職サポートが行われているエージェントは、求職中の薬剤師にとって心強い存在として扱われるようになっています。特に、優秀なコンサルタントが在籍しているところや、採用面接に同行をしてくれるところは、初めて本格的に転職をする人の間で支持が集まっています。
最近では、具体的な転職サポートの内容や過去の内定の実績についてオンライン上で公開しているエージェントもたくさんあるため、不安なく転職活動を進めるうえで、いくつかのエージェントの対応の良し悪しに目を向けるのが有効です。
その他、エージェントを利用し始めるタイミングについて迷っている時には、実際に転職を成功させた人のレビューを参考にしておきましょう。
各地で行われている医療関係者を対象とした転職説明会は、本格的に転職活動をしている人にとって絶好のチャンスとなっています。こうしたイベントにおいては、人気がある医療機関や調剤薬局、製薬会社などの採用担当者と直接話ができるため、時間を見つけて参加をするのがおすすめです。