現在の日本では働き方改革が進められています。分野を問わず働く環境は大きく変化しているといえるでしょう。厚生労働省が副業の促進に関するガイドラインを打ち出して副業がしやすい環境となりました。働いている職場によっては副業を始めることは充分可能です。
副業には様々な業務がありますが、薬剤師は副業は認められています。管理薬剤師や公務員にあたる場合は法律により副業が禁じられています。店舗や病院の管理職だったり、職場の規則によっても認められていない場合があります。
それ以外の方で、職場で副業が禁止されていなければ可能となります。稀に副業が例外的に認められるケースもあります。これは「都道府県知事の許可」によるものです。非常勤で学校の勤務や、へき地における管理者の確保が困難である場合は許可を取れば認められています。
職場には職場が定めた就労規則が必ずあります。副業を禁止している職場も存在します。副業できるか否か条件に関しては、「服務」に関する項目に記載されています。禁止されているのに無断で副業するのはいけません。発覚すれば処分の対象になることもあるのできをつけましょう。
ただし、昨今の働き方改革の中では副業に関するスタンスも変化しています。企業が就業規則を作成するのに使うひな型は厚生労働省が発信している「モデル就業規則となります。最新のモデル就業規則では副業・兼業に関する部分の改訂がなされました。
従来は、遵守事項として許可なく他の業務にかかわることを禁止することがスタンダードでした。最近の規則ではその部分が削除され、「勤務時間外においても他の業務に従事できる」記述となりました。以前より、労働者への副業を解禁する流れが加速しています。
そのため、柔軟性を持って副業が行える職場も増えています。
薬剤師も他の仕事と同様に、副業も行った自由な働き方が増えてくるかもしれません。資格を生かした副業はいくつかあります。まずは医療部門を専門に扱うメディカルライターの仕事です。健康への意識がますます高まる中、高度化する医療や薬の情報が求められています。
それを一般向けに分かりやすく発信するライターが必要となります。場所にとらわれず好きな時間に有効な情報を発信できるのは魅力です。単発の副業もあります。欠員が出た時の補充や繁忙期の人材確保を理由に募集しているお店は多くあります。
その短期間でパートやアルバイトなどで稼ぐのが単発の副業です。派遣としてあらかじめ登録しておき、空いているタイミングで単発で働くことも可能です。勤め先が定休日の日は、他の職場にパートやアルバイトとして掛け持ちを行うことも出来ます。
こちらは普段行っている業務と一致するので始めやすいです。語学が得意な人は海外の文書や記事などを翻訳して副業にしている人もいます。一般の翻訳者が行うことも出来ますが、医学や薬剤情報に専門的に特化した内容は知識がないと翻訳が難しいです。医薬分野に知識があれば正確な翻訳をすることが出来ます。単価も高めに設定されているので効率よく稼ぐのにおすすめです。