ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2021年05月09日

一日に扱える処方箋の上限があること

調剤薬局に行けば、処方箋を出して薬を処方してもらえます。しかしながら、意外と知られていないことに、扱うことができる処方箋の数には上限があるということです。これには、調剤薬局で働く人の労働時間と密接な関係がありました。

8時間労働なのでだいたい40枚が上限

労働基準法で定められた労働時間が8時間だとすると、調剤薬局で薬剤師が捌くことができる処方箋というのは、だいたい40枚が限度となります。これは、上限が定められているというわけではなく、一人あたりの処方にかかる時間等を勘案した場合、40枚以上を捌くことは時間的に難しいと考えられています。

一日あたり何人までの処方箋を取り扱うことができるといった規定は定められていませんが、こなせる数には限度というものがあります。一般的に、調剤薬局は対面での薬の処方を行っていて、その際には服薬指導をすることが求められます。

服薬指導をするとなるとそれなりに時間もかかるため、ついつい話が長引いてしまうこともあるので、結果的に1日40枚平均となります。

混雑している調剤薬局でも多くは捌けない

例えば、混雑している調剤薬局では、他の調剤薬局に比べて多くの処方箋を捌けるかというと、そうとは限らないのです。混雑していると一人あたりに対応する時間も個人差があり、ばらつきが出てくるのも事実です。そうなると、一人に対応する時間が長くなり、結果的に扱う処方箋の枚数が少なくなってしまう傾向が見られます。

調剤薬局の性質としては、開業医の病院に付随して解説されているため、主にその病院から処方箋が持ち込まれることになるのです。そのため、病院が混雑すればするほど調剤薬局も混雑することになります。

病院の診察時間がずれ込んだりした場合、調剤薬局の営業時間もそれに合わせてずれ込むことになるため、結果的に薬剤師の残業時間が長くなります。

話が長くなると余計に時間がかかる

また、薬を処方してもらう人の中には、服薬指導において、話が長くなる傾向が見られます。薬の処方を受けてすぐに帰宅するのではなく、病気や薬についての話が長くなるため、薬剤師が対応する一人あたりの時間というのが長くなってしまうということがしばしば起きます。

もちろん、服薬指導の性質を理解している患者の場合、よく話を聞いてすぐに帰るのが普通ですが、高齢者の場合、病気の話で長引くことがよくあるのです。


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