子供がいる薬剤師というのは、状況に応じて働き方を比較的柔軟に変えていると言われています。どのような働き方をしているのか、具体的な事例を取り上げながら、子育て世代の働き方について見ていくことにしましょう。
小さい子供がいる人の場合、特に未就学児童がいる人はどのように仕事をしているのでしょうか。もちろん、正社員できっちりと働いている人もいますが、子供が小さいうちはあえて正社員にこだわらない働き方をしている人も少なくありません。
例えば、子供を保育園や託児所に預けることがあっても、何かあったときにすぐに対応することができるよう、近所のドラッグストアでパートや派遣の仕事をするという人も多いといいます。パートや派遣社員であれば、家庭の事情を考慮しながら柔軟に働くことができるので、正社員は一旦諦めてパートや派遣で働く方法を選ぶ人も多いです。
また、福利厚生がしっかりとしている会社の場合には、正社員であっても時短で働くことができるところもあります。
小学校中学年までの子供がいる薬剤師の働き方というのは、時短勤務やパートが多いと言われています。時短勤務であれば、子供が帰ってくる頃には家に戻ることができるので、家庭と仕事の両立を目指すことが可能です。
また、パートという働き方を選択することにより、子育てにかける時間を増やせます。パートと言っても資格があるので高時給で働くことができるため、その点が強みであると言えるのです。このように、小学校中学年までの子供というのはまだまだ手がかかるため、一人にしておくことが不安であると考える子育て中の女性の場合には、パートなどといった働き方の選択肢があります。
最後に、子育てに手がかからなくなったときには、どのような働き方を選択するのでしょうか。子供が中学生になる頃には、ほとんど手がかからなくなり、薬剤師としてのキャリアと向き合う事ができるようになります。そうしたときには、正社員という働き方を選択する人はぐっと増えるといいます。
やはり資格を持っているので、その資格を生かして働きたいという気持ちが強くなるようです。または、パートや派遣社員という働き方が気に入って、職場を変えてそうした雇用形態で働き続ける人もいます。このように、資格という強みを生かして、自分の考える働き方を模索できるのです。