高校生が薬学部を目指す上で、どこの大学を目指せばよいのかということが重要になります。選択を行う際に、何を基準にすればよいのか、その点に関して解説を加えるとともに、大学の選び方を紹介することにしましょう。
高校生が薬学部への進学を考える場合、どこの大学を選択したら良いのかということですが、それぞれの大学の薬剤師国家試験の合格率を調べてみることです。人気が高いのは国立大学ですが、必ずしも国家試験対策をきっちりと行っている大学ばかりというわけではありません。
また、有名大学の場合、薬学部で学んでも国家試験を受験せずに研究者への道を志すという学生も少なくありません。そうなってくると、国家試験を受験しないという人も多いのが実情です。そのため、どうしても国家資格に合格したいと考えるのであれば、やはり合格率の高さがある程度の基準を満たすと言えるのではないでしょうか。
有名大学ではなくても合格率の高さを誇る大学も多いため、そうしたところに着目をするようにしましょう。
国立大学の薬学部へ進学するか、もしくは、私立大学の薬学部へ進学するかが大きな問題となります。事実、競争率が高いのが国立大学です。6年制へと制度改正が行われたことにより、学費の安い国立大学の薬学部の人気が沸騰しました。
6年制ともなると、学費にかかる費用が大きく異なってきます。また、薬剤師の合格率も国立大学のほうが高いことで知られています。そのため、学力があるのならば、国立大を目指すに越したことはありません。
私立大学の問題点を上げるとすれば、学生の学力レベルにばらつきが見られることから、結果的に合格率が大きく下がってしまうことがあります。
最後に、就職に関連したことについて述べておきます。実際、地元で就職する場合には、地元の薬学部に進学しておいたほうが優遇されると言ったことはあまりないようです。全国どこでも資格さえあれば働き先を見つけられるというのが薬剤師の強みであることから、地元優遇制度といったことは考えにくいです。
そのため、高校生が薬学部を選ぶ場合には、自分の実力とよく考えた上で、進学先を選ぶようにすることです。就職で地元へ戻ってくるにしても、他の地域の薬学部を出たということが不利に働くことはありません。
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