ハッシーの薬剤師のアルバイト大百科

2020年11月02日

仕事内容や年収など気になる実態を解説

調剤のできる唯一の国家資格は、医療に欠かせない重要な役割です。薬学部で6年学んだうえに国家試験に合格しなければならない難しい資格ですが、命を守る重要な社会的役割を担えるやりがいある仕事と言えます。実際にはどんな仕事をしていて収入はどれくらいあるのか、気になる点を解説します。


幅広い職場に幅広い仕事内容がある

業務は職場によってかなり多岐にわたりますが、調剤薬局やドラッグストアでは処方箋にもとづく薬剤を用意し、服薬指導をするのが主な仕事です。こうした仕事に従事している資格者は全体の6割弱、そのほかには病院などの医療施設が2割、製薬会社などが1割となっています。

ただし、ドラッグストア勤務であれば商品陳列やレジ打ち、清掃や接客なども仕事に入ってきますし、製薬会社でも研究開発だけでなく営業があります。一番イメージに合うのは調剤薬局かもしれませんが、職場によって求められる仕事は大きく変わるため、自分がどのような形で働きたいかを事前にしっかり考えて就職することも重要です。


気になる平均年収はどれくらいか

厚生労働省が発表した「第22回医療経済実態調査の報告」によると、一般病院に勤める資格者の平均給与は4449610円、賞与1137685円の合計5587295円でした。調剤薬局は、平均給料5021290円、賞与630914円、合計5652205円となっており、平均するとあまり差はないようです。

調剤薬局の数は現在、全国にあるコンビニエンスストアより多く、実は見つけやすい職場と言えるでしょう。ドラッグストアが兼ねているケースもかなり増えましたが、非常に多様な働き方があり、依然として高い有効求人倍率があるため将来性のある仕事と言えます。

また、有資格者の半数以上が女性であり、転職しやすく給与も高い職種のため人気が一定して高いという特徴もあります。


年収アップを目指す方法はあるか

すでに働いている資格者が年収アップしたいと考えたときに、転職以外になにか方法はあるのでしょうか。まず、昇進するために努力する方法が王道としてあります。職場によって変わりますが、病院なら薬剤部門の管理職を目指す、調剤薬局やドラッグストアなら役職者を目指すといったことが考えられるでしょう。

一般企業なら企業ごとに通常の社員が目指すステップアップのルートがあるはずです。ただし、日本の平均的な昇給率は2%前後と、決して高いわけではありません。また昇進して役職がついた際に、実際にどのくらい年収が上がるかもポイントです。

肩書だけで実態が伴わない昇進も事実ありますので、納得できる結果がそこに見えるかどうかは重要です。年収だけでなくスキルアップするなら、認定薬剤師資格の取得に挑戦する方法もあります。


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