平均年収はどんな職業でも気になる物ですが、薬剤師の平均年収は、どれくらいとなるのか気になる人は少なくありません。いったいどれくらいの年収となっているのでしょうか。また、男女差や地域差などがある場合、どの地方が高額の年収となっているのかを確認しましょう。
平均的な年収とされているのは、590万円前後とされており、相対的にみると600万円弱といえるでしょう。もちろん、勤務している場所や地域、さらに働く人の年齢や性別によって多少の年収差があることは事実です。
あくまでも全国的な平均年収としては、それくらいであることを理解してから勤務先や地域、年齢や性別ごとの年収差を確認しておくといいでしょう。基本的に男性のほうが女性よりも年収が高い傾向にあり、男性のほうが女性よりも平均的に50万円前後年収が高い傾向にあります。
これは、結婚や妊娠、出産や育児といった状況によって休職や非正規雇用になる女性が多いからといわれていますが、時代の流れか10年前よりも取得率は減少傾向になりつつあるのも事実です。
年功序列式ではありませんが、年齢によって年収が高くなる傾向があることも事実です。60歳になるまでは徐々に年収がアップしていき、60歳を超えると年収が下がる傾向にあります。
これは、60歳定年制と65歳定年制を採用している企業が混在しているからではないかと推測できるでしょう。若い人の場合は月収30万円前後、平均年収が400万円前後ですが、30代になると450万円前後、平均月収が35万円弱、40代は平均年収が400万円後半から500万円前半、平均月収は30万円後半から40万円前後です。
50代は今までのキャリアによって多少異なりますが、600万円弱が平均年収で、平均月収が45万円前後とされています。それぞれの年収によって多少幅があるため、確認しておくと参考にしやすいです。
地域によって薬剤師を重用する地域と、すでに人が余っているため年収がそれほど高くならない地域が存在しています。重用する地域では年収が非常に高く、750万円以上の平均年収のところもあるほどです。対して少ない地域の場合は、400万円前半となっており、300万円以上の差が存在しています。
これは、地域によって人数が少ないことが挙げられているからです。地域によっては非常に人数が少なく、いつでも求人募集を賭けられている地域も少なくありません。対して余っている地域ではそれほど多くの人を求めていないため、求人募集が少なく、給料も少ない傾向にあります。
もしこれから転職を考えているなら、少ない人数の地域に出かけるといいでしょう。