シニアになっても国家資格を持っているのであれば、その資格を有効活用するバイトに就くことができれば、まとまった金額のバイト代を手に入れることができるでしょう。シニアにこそ求められることが、医療現場にはあります。
■医薬分業が定着した結果から必要に昨今はすっかり医薬分業が定着し、診療は医療機関でしてもらい、薬は薬局で受け取ることが当たり前になりました。一般的に医療機関を受診する人は圧倒的に高齢の人が多く、処方箋を持って調剤薬局に行くことに最初はかなり不慣れだったと思われます。ここ数年でようやく理解も進み、仕組みについてよくわかるようになったため、混乱することもなくなりましたが、一方で新たな需要が生まれてきています。薬剤師の年齢はどんどん若くなり、高齢の患者さんにとってはまるで孫のような人から薬を受け取ることになるため、説明が今一つ理解できないという声が多くなっているのです。そんな今こそ、シニアの出番です。
■シニアだからこそ分かり合えることがある薬の専門知識を持ってはいても、若いうちは体のどこにも痛みがなく、さっそうと素早く動けるので、お年寄りがもたもたしているのを見て、頭では理解しても、ついイライラしてしまうという若い薬剤師は多いのではないでしょうか。そんな時に頼りになる助っ人となるのが40歳から70歳までの資格を持った薬剤師です。40代ともなると、若い頃にできていたことがどうもうまくできなくなって老化を感じるようになりますし、70代ともなれば、患者さんが何に悩んでいるのかを自らの身に置き換えて考えることができるでしょう。こうした存在がアルバイトとして働いてくれれば、話を聞くということだけでも患者さんにとってありがたいこととなります。
■できるだけ長く現役で働くにはアルバイトがいい年齢を重ねてくると、家族も増えて自分のためだけに自由に時間を使うことが難しくなります。そのため、国家資格を生かして仕事をしたいと思っても、自由に時間を選べ、比較的短時間で仕事を終えられるアルバイトという働き方が適しているでしょう。求人募集情報はインターネットで探すのがもっとも手っ取り早く、明石には40代から70代までの有資格者を求めるシニア向けサイトが存在します。明石で仕事ができる環境で暮らしている有資格者なら、若い人には理解できない高齢の患者さんならではの悩みを聞き、時にはアドバイスをしながら仕事に励めるようになるのではないでしょうか。それを、患者さんも求めています。