人生の節目に結婚や出産を迎える女性は、自分が置かれている状況を考慮しながら働き方を変えていかなければなりません。ここでは薬剤師の働き方についてみていくので、この資格を持っている人はチェックしておいてはいかがでしょうか。
最近では結婚をしても専業主婦になるのではなく働き続けることを選択する人が増えてきています。在職中に妊娠して出産を迎える頃には、産休を取得することができます。しかしこれまでにあまり前例がなく、休むことが難しいというような職場環境であれば妊娠する前に理解がある職場に転職するという方法もあります。
出産の前後に休みを取得すると無収入の状態に陥るのではないかと心配する人がいるかもしれませんが、出産育児一時金が支給されます。出産時にかかる医療費は高額であるため、この一時金で医療費を補うことができるというメリットがあります。
この他にも出産手当金が支給されます。出産や育児のために休むことができる期間は最大で14週間ですが、状況によってはさらに延長することも可能です。
出産後復職することを考えている人は、育児しながら働きやすい職場であるかどうかについて事前によく考えておくことをおすすめします。もし職場に育児中の先輩が何人もいるというのであれば、育児に理解のある職場だと考えられます。
一方で残業が多かったり急な休みに対応してもらえないという職場であれば、転職を考えたほうが良いかもしれません。残業が多いと帰宅が遅くなってしまうため子供を保育園に迎えに行くのも遅くなります。
また子供は突然発熱したりして体の具合が悪くなることが多く、思いがけず急に休まなければならないことが多々あります。育休で休ませてもらったにもかかわらず休みが明けてからすぐに退職してしまうと職場に迷惑をかけてしまいます。子育てをしながら働き続けられる職場であるかどうか、早めに見極めておくようにしましょう。
子育てしながら働きたいという人は、正社員だけが全てではないということを知っておくようにしてください。様々な働き方が用意されており、時短勤務やパート勤務を選ぶ人もたくさんいます。
時短勤務で勤務時間を17時までにしておけば、毎日遅れることを心配することなく子供を迎えにいくことができるはずです。子育てが一段落してから再び正社員として働くという方法も用意されています。