英語が得意な薬剤師は、全国の様々な医療現場や調剤薬局、製薬会社などで重宝されており、ポテンシャルの高い人であればキャリアアップを目指しやすい環境が整いつつあります。そうした中、自分に合った職場を見つけるために、早いうちから条件にこだわりながら求人選びを開始することが大切です。
外資系の製薬会社は、語学が堪能な薬剤師にとって理想的な職場の一つとして注目が集まっています。中でも、海外転勤のチャンスのある会社に勤めることで、将来的にしっかりとキャリアを積むことが可能です。最近では、従業員の語学力を高めるために、様々な機会に研修を実施したり、検定試験のサポートを積極的に行ったりする会社が増えています。
そこで、多くの求職者から人気のある製薬会社の採用試験を受験するにあたり、自分の適性や能力に合う職種を選択することがポイントです。特に、営業職として働く場合には、業務中に外国人の上司や同僚、顧客などとコミュニケーションを取る機会が多くなるため、採用試験までに日常会話をしっかりとマスターしておくことが大事です。
外国人の患者が利用することの多い総合病院においては、英語をはじめとする語学を得意とするスタッフの求人募集が活発に行われることがあります。特に、海外留学の経験がある人や、難易度の高い検定試験に合格をした人は、好待遇で採用してもらえる総合病院がたくさんあるため、時間を掛けて能力を活かせる職場を見極めることがおすすめです。
また、総合病院で外国人の患者を対象に服薬の指導や管理を行うためには、高度な専門知識が必要となることから、在学中から実務に役立つ能力を身に着けておくと良いでしょう。
なお、数ある総合病院の求人の中でも、実務経験者を対象としたものは、給料や福利厚生などの条件が良いものが少なくありません。そこで、高収入を目指したい場合には、余裕を持って試験対策の準備を始めることが大切です。
各地のドラッグストアの中でも、外国人観光客が多い地域にある店舗においては、業務中に英語で対応をすることが多いため、語学自信のある人にとって、魅力的な勤務先としてみなされることがあります。また、人手不足のドラッグストアにおいては、薬剤師が品出しやレジ打ち、接客などの業務を担当することもあるため、面接の際に仕事内容をよく確認しておきましょう。