薬剤師免許を取得して働いているものの、特にこれといった深い知識がなく他の人との差別化を図ることができないと悩んでいる人がいるかもしれません。そんな人におすすめするのが資格の取得で、スキルアップに役立ちます。
注目されているのが認定薬剤師や専門薬剤師です。様々な種類があり、自分が興味を持っている分野の知識を深く身に付けることができるカリキュラムが用意されています。
また一度取得したら一生維持し続けることができるものではなく、有効期限が設けられています。失効させないようにするためには何度も学び直す必要があり、現役中はずっと新しい情報を学び続けたいという人に最適です。
また誰でも受験できるものではなく、3年以上の実務経験が必要といった条件が設けられています。簡単に取得できるものではないので、これらの資格があれば高度な専門知識があることを周囲に知らせるのに役立ち、職場でも評価してもらいやすくなるというメリットがあります。
どのような分野において知識を深めることができるかと言えば、がん薬物療法や感染制御、精神科薬物療法などがあります。また漢方薬・生薬やスポーツファーマシストなどもあり、それぞれにおいて認定している団体が異なります。
このような認定を行っている団体の数は30近くもあり、35もの種類が用意されています。幅広い種類が用意されているので全て確認した上で、自分にあったものを選んでみることをおすすめします。難易度は種類によって異なり、短期間ですぐに取得できるものもありますが取得するまでに何年もかかるものもあります。
取得したいものが見つかったら、認定している団体のホームページを確認して研修手帳を届けてもらうことからスタートします。講義に出席したり研修に参加したりすることで単位を取得することが可能になり、受講したりするともえるシールを研修手帳に貼って貯めていきます。
定められている単位を取得したら研修手帳を提出し、手数料を振り込むと認定証を受け取ることができます。単位を取得することができる期間には制限があり、4年以内といった期限が設けられています。仕事などで忙しいかもしれませんが、うまく時間を見つけて期限内に全ての単位が取得できるように努力する必要があります。